場面緘黙とは
家で、家族に対しては話ができるのに、幼稚園や保育園、学校などの社会場面や特定の人に対して話すことが出来ない状態を「場面緘黙(選択性緘黙)」と言います。
 
・生まれつき慎重で、不安になりやすい性格をもっている
・環境が変わることによって、不安な状況が増える
・発達(言葉)の遅れがある
・失敗体験、いじめを受けた
 
など、さまざまな要因によって発症すると考えられています。
どう伝えていいか分からない。変に思われたらどうしよう、などといった不安感から、声や言葉がうまく出せず、話したくても「話せない」状態であり、黙っていることによって自分自身を守ろうとしています。
しかし、話さない状態が続くと、活動が制限されてしまったり、他者と関わることが難しくなってしまいます。
学習の遅れが生じたり、不登校につながるケースもあります。
周囲の人も「話さないから」と距離を取ったり特別扱いをすると、人と関わる機会が少なくなり、余計に話したり自分を表現することへのハードルが高くなるでしょう。
無理に話させようとしないことはもちろんですが、本人が安心できる人や環境の中で、できることから取り組み、自信をつけていくことが大切です。
当院のカウンセリングでは、絵を描いたり、箱庭療法を使いながら自己表現をしていき、言葉を使わないコミュニケーションを通して、人と関わる際の不安をゆっくり和らげていきます。
また、段階的に、できるところから自分の思いや意志を伝えていく練習を取り入れる場合もあります。
早めの治療が大事です。
もう少ししたらしゃべるだろうと様子を見ずに、少しでも心配なことがあれば、お気軽にご相談下さい。