心身症

なるほど・・・。心身症の可能性があります。
心身症とは、体の痛みや違和感など身体症状が中心となる、「身体の病気」です。

体の病気ですが、その発生には、心理的な要因もかかわっていることが多いです。
「病は気から」というように、心の問題が、身体の病気に影響をしているということです。
また、内科等での検査では異常が見つかりにくいです。

多い症状としては、頭痛、腹痛、下痢や便秘、吐き気ですね。
「過敏性腸炎」や「緊張性頭痛」といわれることもありますが、ストレスなどが影響が大きい場合は、心身症と言えます。

専門的には、大きく3種類に分けられます。

• 身体症状性障害：痛みや体の症状への心配から、日常生活に支障がでる
• 疾病不安障害：重い病気にかかっていると考え、受診や検査を求める
• 変換症：医学的な診断で説明できない、機能や感覚の異常（声が出ない、視野異常など）

治療としては身体的な検査や治療なども継続しつつ、生活上のストレスとなっていることや、不安の軽減、生活習慣を見直していくことが大事です。

痛みや症状がある中でもできることはちょっとずつ続けていくことは重要ですね。

お薬に関しては、その症状などを和らげるものや、不安を和らげるものをサポート的に処方する場合があります。
頭痛や嘔気に対してのお薬や、睡眠や不安を整えるようなお薬があります。場合によっては漢方薬を使う場合もあります。

睡眠などの生活リズム、食生活、運動なども重要です。
また、お酒やたばこ、カフェインを控えることもよいでしょう。
また、リラックス法・呼吸法なども提案させていただきます。