躁うつ病(双極性障害)
躁うつ病と言われたのですが、どんな病気なのでしょうか?
躁うつ病とは、気分が開放的になったり、いらいらしたり、普段よりもおしゃべりになったり、眠らなくても行動できるような活力にあふれた状態が4日から1週間以上続くようなときに、診断されることがあります。
あまりはっきりそういう症状がわからないのですが・・・
子どもの躁うつ病は、躁状態がはっきりせず、イライラが症状の中心で、持続時間も長い特徴があります。
また、うつ病と思って治療をしていると、躁状態になって、躁うつ病だとわかることがあります。
わかりにくいですね。
そうなんです。ADHDやうつ病、不安障害といった他の精神疾患を合併することもあります。ADHDとは症状がよく似ており、注意が必要です。
どんな治療があるのでしょうか?
躁うつ病に対しては、気分安定薬や抗精神病薬を処方することがあります。
(子どもに対してはこれらの薬剤は慎重に必要性が検討されます)
気分安定薬は定期的に採血をして、血中濃度を測定する必要があります。
また、数年程度は薬物療法を継続する必要があるといわれています。
ありがとうございました。お薬を忘れないように、見ていきます。