子どもの発達障害

うちの子が「発達障害かも」って言われたのですが、発達障害って何なんでしょうか?

子どもの発達障害というのは、ADHD(注意欠如多動症)、自閉スペクトラム症(広汎性発達障害、アスペルガーなど)、学習障害(LD)など様々な種類があります。
ADHD(注意欠如多動症)
自閉スペクトラム症(広汎性発達障害、アスペルガー)
学習障害(LD)

ADHDと自閉、両方あるって言われたのですが、二つも病気があるなんて・・・

これらは重なり合っていて、同時に二つの診断に当てはまることも多いです。
これは、「病気を二つ持っている」というのではなく、この子の特徴は、「こういうところがある」という方が適切で、診断名にこだわりすぎることはよくない場合があります。
お子さん自身を見てあげることが大事です。

いつも、友達と上手く付き合えないし、宿題とか忘れ物とかで怒ってしまうんです・・・

保護者の方は今まで、どうして頑張って育てているのに、うまくいかないのだろう、と悩まれたかと思います。
むしろ、普通のご家庭より、頑張っている保護者の方が多いです。
それでも、発達障害の子どもたちは、周りの子どもたちと上手くかかわることができなくて孤立したり、また、家庭でも、発達障害があると知らないがために、毎日怒られてしまって、自尊感情が傷ついてしまう場合があります。

どうしたらいいんでしょう?

それぞれの子どもの持っている力を活かすためには、ご家族や学校などが本人の特性を知り、そのうえで適切にサポートをすることが不可欠です。
住道こころのクリニックでは、診察の上で発達障害の心理検査を行い、その子の「取り扱い説明書」を作り、丁寧に説明を行います。そして、どのようにかかわるか、どのように工夫したらうまく生活ができるか、などの環境調整について、相談をいたします。
また、社会サービスやリハビリなどの相談もさせていただきます。
また、ADHDに関しては、薬物療法という選択肢もあります。
住道こころのクリニックでは、子ども時代だけでなく、成長し、学生、社会人、老年期と継続してかかわっていく中で、今後の長い人生を見据えた治療を行っていきますので、ぜひ一度ご相談ください。

よろしくおねがいします。