知的障害(精神発達遅滞)
学校などで、発達がゆっくりですね、と言われてきたんですが、どういうことですか?
そうですね。まずは、知的な状態の評価が大事ですね。学校や家での様子を見てみましょう。知的な遅れが生活上である場合は、知的障害の診断に当てはまる可能性があります。
知的障害って、聞いたことはありますが・・・
知的障害とは、理解力や、記憶力、コミュニケーションなどに遅れがあり、日常生活で困難なことがある、という状態です。
勉強だけでなく、服を着る、紐を結ぶなどの動作などの習得にも時間がかかる場合があります。
どうやって診断をするのでしょうか?
診察室での対話や様子観察に加えて、心理検査を行います。
大事なことは、診断は心理検査の結果だけで決まるわけではありません。
ただ、検査をすることで本人の特性が、保護者や学校の先生にもわかりやすくなります。
発達障害などの心理検査を行い、
50~70・・・軽度
35~50・・・中度
20~35・・・重度
と判断されますが、最近は検査の結果ではなく、生活能力などが重視されます。
これからどうしたらよいんでしょうか?
ショックだったり、不安だったりしますよね。お気持ち、とてもよくわかります。
はい・・・何をしたらよいか、わからないんです。
住道こころのクリニックでは保護者の方に、どのような社会的なサポートがあるが説明します。心理検査の結果から、本人の持っている特性、強み、弱みなどを考え、リハビリや、学校での対応についてなど、一緒に考えましょう。
はい、よろしくおねがいします。