住道駅すぐの心療内科・精神科・児童精神科『住道こころのクリニック』です。うつ、不安、不眠、強迫、物忘れ、発達障害、アルコール依存、労働安全衛生法等ご相談ください。枚方・大阪・大東・四条畷・守口・門真・交野等『産業医』の相談にも応じます。

インターネットとの付き合い方

インターネットとの付き合い方

母(悲しい)

うちの子どもはネットばかりしています。ネット依存なのでしょうか?

ネコDr
ネコDr

インターネット・ゲーム依存症は、ICD-11という心の病気のマニュアルの中に入ることが決まっていますが、まだ診断の基準や治療法がはっきり定まっていないのが実情です。

母(悲しい)

スマホを禁止にしたいのですが・・・

ネコDr

SNSや、スマホでのゲームなどは、毎年すごい速さで進歩していて、新しいものがどんどん出てきています。また、生活に密着しているために、「スマホ禁止」というのも一定の年齢を超えると、難しいですよね。保護者も一緒にスマホを禁止できるでしょうか?

母(悲しい)

スマホ禁止は難しいですね・・・

ネコDr

そうですよね。大人でも、ゲームにやSNSにはまってしまうとやりすぎてしまいます。発展途上の子どもでは、自力で止めることは難しいでしょう。
特に発達の凸凹があると、その特性も、ゲームへの依存を加速させてしまいます。

母(悲しい)

保護者はどのように対応したらよいのでしょうか?

ネコDr

予防としては、できるだけ、ゲームに触れる年齢を遅らせることです。
また、ゲームやスマホを買い与える前に、ルールをお子さんとしっかりと話し合い、必ず守ることです。

母(悲しい)

もう与えてしまっています。今から取り上げた方がいいでしょうか?

ネコDr

でにゲームやスマホにハマってしまっている場合には、親が無理やり取り上げることは原則としてはおすすめできません。家庭内暴力などにつながってしまう可能性もあるからです。

母(悲しい)

そうですね。取り上げようとすると、すごい剣幕になります・・・

ネコDr

親として「ゲームやスマホを全部悪い」、とせず、まずは本人の様子を観察しましょう。生活リズムが規則的か、学校に行けているか。
ゲーム以外の活動ができていれば、焦らず対応しましょう。
本人の良い行動は評価して伸ばしていき、悪い行動に関しては、一気に止めようとせずに、冷静なメッセージを送る、という焦らない姿勢が大事です。

母(嬉しい)

難しいですが、やってみます。

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